本宮市議会 > 2018-03-01 >
03月01日-01号

  • "農業委員会運営費"(/)
ツイート シェア
  1. 本宮市議会 2018-03-01
    03月01日-01号


    取得元: 本宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    平成30年  3月 定例会(第1回)          平成30年第1回本宮市議会定例会会議録(第1日目)◯議事日程(第1号)                    平成30年3月1日(木)午前10時開会     開会宣告日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 諸報告日程第3 会期の決定日程第4 議会運営委員長報告日程第5 広報広聴委員長報告日程第6 総務文教常任委員長報告日程第7 生活福祉常任委員長報告日程第8 産業建設常任委員長報告日程第9 議案第1号から報告第2号まで一括上程日程第10 提案理由説明日程第11 陳情の委員会付託日程第12 委員会付託省略の陳情第1号の上程、質疑、討論、採決◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(20名)     1番  斎藤雅彦君      2番  石橋今朝夫君     3番  三瓶幹夫君      4番  菅野健治君     5番  橋本善壽君      6番  三瓶裕司君     7番  後藤省一君      8番  円谷長作君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺善元君     12番  川名順子君    13番  國分義之君     14番  伊藤隆一君    15番  川名正勝君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    19番  渡辺秀雄君     20番  渡辺由紀雄◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      佐々木広文君  教育長      原瀬久美子君  総務部長     渡辺正博君  市長公室長    鈴木弘治君   市民部長     坂上清彦君  保健福祉部長   矢吹誠司君   産業部長     柴田久幸君  建設部長     橋本久雄君   白沢総合支所長  移川善弘君  放射能除染モニタリングセンター所長           武田与司弘君  会計管理者    渡辺豊和君  教育部長     後藤 章君   総務部次長兼総務課長                            柳内正美君  総務部次長兼財政課長       市民部次長兼市民課長           増子宗一君            菅野秀昭君  保健福祉部次長高齢福祉課長   産業部次長商工観光課長           三瓶 隆君            永田達也君  建設部次長上下水道課長     教育部次長幼保学校課長           遠藤良一君            菅野安彦君◯事務局職員出席者  議会事務局長   渡辺正彦    主幹兼局長補佐兼議事係長                            橋本信人  主任主査     根本寛子    主事       石塚勝太 △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) おはようございます。 ただいまより平成30年第1回本宮市議会定例会を開会いたします。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、会議録署名議員を指名いたします。   6番 三瓶裕司君  13番 國分義之君 を指名いたします。----------------------------------- △日程第2 諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため、録音、撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 次に、日程に従いまして諸般の報告を行います。 まず、議長より申し上げます。 去る2月1日、福島市役所におきまして、福島県市議会議長会理事会及び監事会が開催され、監事として出席をしてまいりました。 理事会での主な協議事項は、平成30年度各会計歳入予算案について、第171回定期総会提出議案について、第70回東北市議会議長会定期総会提出議案について、平成30年度事業計画案について、平成30年度議長会役員配分について、第171回定期総会日程案についてなどであり、いずれも承認され、4月12日開催予定の第171回定期総会に提案されることとなりました。 また、理事会終了後、監事会が開催され、平成29年度一般会計歳入歳出決算及び平成29年度財政調整会計歳入歳出決算について監査を行いました。  次に、2月16日、東京都におきまして、市議会議員共済会第115回代議員会が開催されましたので、出席をしてまいりました。 主な審議事項は、平成30年度事業計画及び予算案についてであり、原案のとおり決定をされました。 次に、2月28日、あだたら環境共生センターにおいて、平成30年第1回安達地方広域行政組合議会2月定例会が開催され、安達地方広域行政組合議会議員3名とともに出席をしてまいりました。 専決処分の承認、平成29年度一般会計補正予算(第3号)及び平成30年度一般会計予算安達地方地域振興事業特別会計予算の合わせて5議案が審議され、いずれも原案のとおり可決をされました。 また、監査委員選任の同意を求める議案が提出され、二本松市の二階堂公治氏の選任について、同意されました。 なお、これら資料につきましては、議会事務局図書棚に保管しておりますので、ごらんをいただきたいと思います。 次に、市長より報告があります。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) おはようございます。 平成30年第1回市議会定例会にご参集賜りましたことを御礼を申し上げます。 報告を申し上げます。 副市長の議会の欠席についてであります。 諸報告に先立ち、副市長の議会欠席について申し上げます。 本日、副市長が県立本宮高等学校の卒業式に市長代理として出席するため、卒業式から戻るまで議会を欠席いたしますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 それでは、諸報告2件を申し上げます。 まず1点目でございます。面的除染作業の完了について。 市内全域の除染作業につきましては、平成24年8月より和田地区の住宅除染を皮切りに、順次作業を進めておりましたが、今年度末でいわゆる面的な除染作業が完了できる見込みとなりましたので、報告を申し上げます。 一般住宅については、昨年の2月で完了し、企業などの事業所除染についても、昨年の11月に現場作業が完了いたしました。また、住宅に隣接する生活圏の森林が2月に完了し、道路についても、今月中の作業完了が見込まれる状況となりました。 これらの除染事業は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災による東京電力原子力発電所の事故により放出された放射性物質を取り除くため、本宮市除染実施計画に基づき、市民の皆様のご理解とご協力のもと、順次作業を進めさせていただきました。 これまで約5年半の歳月を要しましたが、改めて、ご協力をいただきました関係各位に感謝を申し上げるとともに、除染作業の完了により、安心して暮らせる環境を取り戻し、また一方、本宮の復興が進むものと考えております。 なお、公園やグラウンドに埋設した除染土壌の掘り起こしや中間貯蔵施設への搬出がまだ残っておりますので、今後とも計画的に進めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、平成29年福島県市町村別交通事故防止コンクール表彰の入賞についてであります。 去る2月20日、杉妻会館において、福島県交通対策協議会主催の平成29年福島県市町村別交通事故防止コンクール表彰式が開催され、本市が成績優秀市町村として受賞いたしましたので報告申し上げます。 Aグループ、これは県内13市を対象にした部門でありますが、この部門で第2位を受賞しました。これは市内の交通事故件数と市民が県内で起こした交通事故件数を点数化し、平成26年から平成28年の過去3年間の平均点数と、平成29年の点数の比較により、減少率の大きい市町村が順位づけされたものであります。 なお、高齢者が加害者及び被害者となった交通事故減少率では、Aグループ、13市でありますが、1位でありました。この成績は、市内の交通安全活動を行われている各団体や個人の献身的なご努力と、市民の皆様の交通安全意識の高揚によるものと考えております。 改めて、ボランティアで交通事故防止に取り組まれておられます各団体の皆様に対し、敬意と感謝を申し上げます。今後とも、この受賞を機に、交通安全、交通事故防止対策のさらなる取り組みを強化し、安全・安心なまちづくりに努めてまいりたいと思います。 以上、報告とさせていただきます。----------------------------------- △日程第3 会期の決定 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、会期の決定を行います。 それでは、さきに議会運営委員会において会期及び日程案について作成いたしておりますので、委員長より報告をいたさせます。 8番、円谷長作君。     〔議会運営委員長 円谷長作君 登壇〕 ◆議会運営委員長(円谷長作君) おはようございます。 それでは、平成30年第1回本宮市議会定例会の会期及び日程について、議長より諮問がありましたので、去る2月22日午前10時より第1常任委員会室において、議会運営委員会を開催し、会期及び日程(案)を作成いたしましたので、ご報告いたします。     〔第1回本宮市議会定例会会期及び日程(案)を朗読〕 ◆議会運営委員長(円谷長作君) 何とぞご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、ご報告といたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 ただいまの委員長報告のとおり、会期を決定するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、報告のとおり決定いたしました。 それでは、会期及び日程を配付いたさせます。     〔会期及び議事日程配付〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 配付漏れはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 配付漏れなしと認めます。----------------------------------- △日程第4 議会運営委員長報告 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして、委員長報告を行います。 初めに、議会運営委員長より報告を求めます。 8番、円谷長作君。     〔議会運営委員長 円谷長作君 登壇〕 ◆議会運営委員長(円谷長作君) 1月30日に茨城県取手市議会において、議会運営全般及び議会改革インターネット中継ワールドカフェ方式による課題抽出について調査を行いましたので、その概要についてご報告申し上げます。 取手市は、茨城県の南端に位置し、人ロは約10万8,000人、面積は69.94平方キロメートルで、昭和45年に茨城県内17番目の市として市制を施行し、平成17年には旧取手市と藤代町が合併し、現在に至っております。首都圏近郊都市として、また、茨城県南部の玄関口として交通のかなめとなっており、首都圏の都市の中でも、交通の利便性と自然環境に恵まれた都市環境を持っております。 取手市議会は、議員定数24人、3つの常任委員会で構成されております。議会改革にも意欲的に取り組んでおり、早稲田大学マニフェスト研究所がまとめている議会改革度ランキング2016年では全国11位となっております。また、議会と議会事務局職員チーム議会としながら、対話重視のさまざまな事業を展開し、「第12回マニフェスト大賞」で優秀成果賞を受賞しています。 まず、調査項目1つ目議会運営全般についてですが、取手市では、本会議での討論の通告制はとっておらず、議員の討論を1議題につき3回まで行うことができると規定しています。 例えば、「討論がありますか」との議長の発言で3名の議員が挙手し、A議員が反対討論、B議員が賛成討論、C議員が反対討論を行います。次に、2回目の「討論がありますか」の議長の発言で、賛成討論をしたB議員が、A議員、C議員が反対している理由は違うということで討論を行うことができます。次に、3回目の「討論がありますか」の議長の発言で、A議員、C議員が再度反対討論を行うことができます。また、1回目、2回目と討論に参加していないD議員が3回目で賛否の討論を行うこともできます。そのほか、1回目の討論で3人全員が賛成討論をすることも可能となっています。通常、議会は、討論1人1回の原則と、それから討論交互の原則がありますが、取手市では、議会は討論の場であるとの原則から、3回の討論を積極的に推進しております。 この討論の方法については、議会の活性化や傍聴者の増につながるものと感じ、大いに参考となるものでした。 また、一般質問は一問一答方式で、本会議においての議員の質問に対して、執行部が反問することができるとされています。これは質問、答弁を合めて60分以内とされているため、一方的に話をして終了する議員がいて、執行部が時間がなく答えられないことがあったため、答弁者が反問権を行使すれば、さらに10分追加するというものでした。 次に、調査項目2つ目の議会改善についてですが、女性議員が育児のために欠席しても、議会だよりの賛否一覧には規定などがないため、所用による欠席と掲載していたことから、女性議員による議会改革特別委員会が期限つきで設置されました。女性特有の妊娠、出産、子育て、介護などについて、6月定例会へ向けて調査、検討を行っていました。 次に、議会報告会ですが、市民への報告と意見交換の場として、春と秋の年2回開催しています。以前は対面式で開催していましたが、発言しやすい雰囲気を出すため、現在ではグループに分かれて車座になり意見交換を行っています。議会報告会開催の周知方法として、広報紙やホームページ、チラシ、ポスターのほか、議会のメールマガジンを利用し、周知を図っていました。 次に、市民と議会との関係ですが、委員会で傍聴人から発言の申し出があった場合、発言を許可することができるとしています。定例会中の委員会で、陳情者が発言することが多く、委員会の許可により5分間発言することができます。実績としては、定例会年4回のうち半分は申し出があるとの説明がありました。 次に、調査項目3つ目インターネット中継についてですが、ライブ中継及び録画配信を平成21年から開始しており、現在では4台のカメラを使用し、インターネット中継を行っています。最近では、賛否がわかるように採決表示システムも導入していました。 主なメリットとしては、傍聴に来なくても自宅で議会を見ることができること。また、家事をしながら音声を聞くことができること。デメリットとしては、議会を傍聴に来なくなることであるとの説明がありました。 次に、調査項目4つ目ワールドカフェ方式による課題抽出についてですが、ワールドカフェ方式とは、会場全体を世界(ワールド)、そしてグループを国と仮定して、参加者がグループを移り、旅行するというイメージに置きかえ、お茶やコーヒ一などを準備してカフェの雰囲気を出し、より気軽に発言しやすい環境をつくることで、多くの課題や意見を出してもらうという方法です。 小人数のグループに分かれ、リーダーの進行により15分程度で全員が発言します。その後、リーダーを残して、参加者がバラバラに別グループに移ります。リーダーは自分のグループで出た意見などを説明し、グループを移ってきた参加者は、前のグループで出た意見などを説明します。新たなグループメンバーで再度、同じ課題で話し合います。 これを数回繰り返すため、参加者全員が同じ情報を共有することができ、また、グループが少人数のため、発言しやすいというメリットがあります。各種団体との意見交換会や、新規採用職員との意見交換会で、ワールドカフェ方式によりさまざまな課題や意見、提言を聴取し、政策提言につなげていました。 以上が主な調査結果ですが、議会運営は各議会によって多様な考え方と手法があり、本市の状況に最も合う姿を検討していくため、今後もさらに調査研究を重ねていく必要があると考えております。 以上で議会運営委員会の調査報告とさせていただきます。-----------------------------------
    △日程第5 広報広聴委員長報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、広報広聴委員長より報告を求めます。 11番、渡辺善元君。     〔広報広聴委員長 渡辺善元君 登壇〕 ◆広報広聴委員長(渡辺善元君) 広報広聴委員会が2月7日に埼玉県所沢市議会において、議会の広報広聴活動について調査いたしましたので、その概要について報告いたします。 所沢市は、埼玉県の南西部に位置し、面積は約72平方キロメートルで、昭和25年に埼玉県内で8番目の市として誕生しました。当時の人口は約4万2,000人でしたが、東京都に隣接しており、交通の利便性やすぐれた自然環境などから人口が増加し、現在では約34万4,000人となっております。また、日本で初めて飛行場がつくられたことから、日本の航空発祥の地として知られています。 所沢市議会では、広聴広報委員長と、前任の広聴広報委員長を務められた議員に出席をいただきました。 所沢市議会では、主な広聴活動として、議会報告会政策討論会、「みみ丸カフェ」の3つを実施しております。 まず、議会報告会ですが、毎年5月と11月に2回ずつの計4回、4班に分かれて実施しています。うち2回はワークショップ形式で実施しており、議員2名につき10名程度の市民と、より近い距離で議会報告や意見交換を行います。 班編成においては、質問や意見より地元要望が多く出ないよう、あえて実施会場の地元議員を班に加えないように編成しています。多くの市民に参加してもらえるよう、広報活動も議員が行うこととしており、駅前での広告入りポケットティッシュの配布や広報車での周知などを行っています。 2つ目の政策討論会ですが、所沢市議会基本条例において、1つのテーマに対する議員間討議を通し、政策立案、政策提言を積極的に推進する機会として位置づけられております。市民に対して公開しており、議会で議論となっている事案を市民に示すことが目的の1つとなっています。 実施に当たっては、討論のテーマを設定しますが、意見が二分するようなものは避け、議員個人ごとの意見が出るようなものにします。意見を述べるときは、所属する政党や会派の主張や意見によるものでなく、あくまで議員個人の意見として発言するようになっています。市民には、質問や意見等がある場合に記入する用紙を配付し、討論会中に出席議員が時間が許す限り回答し、回答し切れなかったものについては、議会のホームページに回答を掲載しています。 3つ目の「みみ丸カフェ」ですが、これはワールドカフェ方式意見交換会であります。参加者を5人程度のグループに分け、メンバーを入れかえながら、3ラウンドの意見交換を行います。所沢市議会では、市内の20代から50代までの現役世代を無作為に抽出し、参加者を募集しました。預かり保育の実施やお茶の用意、会場装飾やBGMを流すなど、市民が参加しやすい、話しやすい雰囲気づくりを行います。 進行役であるファシリテーターは早稲田大学の扇原教授に依頼しました。意見交換を終えた後、参加者各自の意見を附箋に記入し、木のモチーフを描いた模造紙に附箋を張りつけてもらい、意見交換の成果としました。議会報告会政策討論会と比較すると、苦情や無理な要望が少なく、前向きかつ現実的な意見が多い傾向にあるので、意見がまとめやすくなっています。 その他の広報広聴活動としましては、議会だよりの発行、さきに述べた「みみ丸カフェ」の名前の由来にもなっている議会の広報広聴マスコットキャラクター「みみ丸」の作成、ツイッターやフェイスブックといったSNSを利用した情報発信を行っています。 所沢市議会では、議会全体で広報広聴活動に取り組む意欲が高く、活動に対する姿勢と先進的な取り組みは、本市議会における広報広聴活動を考える上で大いに参考となるものでありました。 研修を終えて開催した2月21日の委員会では、委員から、市民と議員とがもっと気軽にコミュニケーションをとれるよう、意見交換会の進行や会場づくりを検討しては。意見交換を行う年代や職業、団体を限定する。より具体的で身近な問題や特定の施策についてのテーマを設定するなど、市民から積極的に意見が出るような工夫が必要では。意見交換会を実施した後、議会の対応やその結果について、市民に対しもっとわかりやすく伝えるようにすれば、議会への関心も高まり、参加者の増加につながるのではないかなどの意見が出されました。 今回の研修で学んだことを多くの市民の方が議会に関心を持っていただけるよう、今後の広報広聴活動に生かしてまいりたいと考えております。 以上、広報広聴委員会の調査報告といたします。----------------------------------- △日程第6 総務文教常任委員長報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、総務文教常任委員長より報告を求めます。 6番、三瓶裕司君。     〔総務文教常任委員長 三瓶裕司君 登壇〕 ◆総務文教常任委員長(三瓶裕司君) 去る12月開催の定例会において、当総務文教常任委員会が閉会中継続調査の申し出をいたしました新年度予算編成に伴う所管事項調査について、2月13日に委員会を開催し、調査を行いましたので、その主な経過と結果についてご報告いたします。 まず、総務部所管では、執行部より、職員及び財政に関する重点要望の回答について説明がありました。 財政に関して、委員から、扶助費の増大や人口減少に伴う市民税の減収が予測される2025年問題に伴う財政フレームの縮小は検討しているのかとただしたのに対し、執行部からは、現段階では財政フレームに問題はないと考えているが、自主的財政健全化計画が終了する平成32年をめどに検討する必要性はあると考えているとの答弁がありました。 次に、市長公室所管では、執行部より、本宮市総合計画ほか4項目の重点要望の回答について説明がありました。 委員が、総合計画策定に係る市民意識調査の実施方法についてただしたのに対し、執行部からは、意識調査については、昨年秋に実施済みであり、並行して、中学生及び本宮高校の生徒へアンケートを実施している。また、来年度、市内在住の市外の高校へ通う生徒へもアンケートを予定しているとの答弁がありました。 答弁に対し、委員からは、今後、調査をする場合、将来的に自治体に求められる子育て支援等につながるよう女性のみを対象とするなど、異なる角度からの調査も必要ではとの意見がありました。 また、国際交流に関して、委員が、国際交流員の配置についてただしたのに対し、執行部からは、国の制度を利用し、1名の配置予定であり、年齢、性別等の指定はできない仕組みであるが、英国との国際交流を目的としているため、英国出身の方を要望しているとの答弁がありました。 次に、教育部所管では、執行部より、教育環境の整備促進ほか10項目の重点要望の回答について説明がありました。 ICT環境整備に関して、委員が、ICT支援員の配置についてただしたのに対し、執行部からは、本市としては、支援員の配置ではなく、ICTを活用した授業の実施状況を教員同士で情報共有し、レベルアップを図る取り組みをしているとの答弁がありました。 また、保育環境の整備に関して、委員が、市内の認可外の私立保育園などが認可を取得することによる効果についてただしたのに対し、執行部からは、認可外である現状として、定数の一部に市外から受け入れているが、認可となった場合は受け入れ対象が市内に限定されるため、市内の子どもたちをより多く受け入れることが可能となるとの答弁がありました。 以上で総務文教常任委員会の報告といたします。----------------------------------- △日程第7 生活福祉常任委員長報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、生活福祉常任委員長より報告を求めます。 9番、根本七太君。     〔生活福祉常任委員長 根本七太君 登壇〕 ◆生活福祉常任委員長(根本七太君) 去る12月開催の定例会において、当生活福祉常任委員会が閉会中継続調査の申し出をいたしました新年度予算編成に伴う所管事項調査について、2月13日に委員会を開催し、1名欠席のもと調査を行いましたので、その主な経過と結果についてご報告いたします。 まず、市民部より、平成30年度予算編成要望に対する回答について説明がありました。 委員が、コンビニ交付システムを導入した場合の延長窓口業務の取り扱いについてただしたのに対し、執行部からは、平成30年度においても、延長窓口業務については継続していく。今後のマイナンバーカードの普及状況によって、延長窓口業務の継続を判断していきたいとの答弁がありました。 また、委員が、防犯灯の設置計画についてただしたのに対し、執行部からは、年次計画で平成28年度から平成30年度の3年間で実施する防犯灯路線の集中的かつ一体的な整備の3年目として整備するとともに、地区防犯協会、警察署及び関係団体と連携を図りながら、要望を取りまとめた後に議会に提案させていただき、安全・安心なまちづくりに努めるとの答弁がありました。 次に、保健福祉部より、平成30年度予算編成要望に対する回答について説明がありました。 委員が、妊娠、出産における支援の新事業での人員確保についてただしたのに対し、執行部からは、新たに開設する子育て世代包括支援センターにおいては、乳児全戸訪問事業の充実や産後ケア事業などの業務に対応できる保健師1名と助産師1名を専任で考えている。保健師は既に在籍している保健師を充て、助産師については新規採用を予定しているとの答弁がありました。 また、委員が、プリンス・ウィリアムズ・パークのPR広告についてただしたのに対し、執行部からは、4月の上旬にバラを植栽する予定であり、植栽活動の記事など新聞に掲載をしていただきながら、積極的なPR活動に努めていきたいとの答弁がありました。 次に、多世代交流施設について、執行部より説明がありました。 委員が、多世代交流施設の宿泊利用についてただしたのに対し、執行部からは、多世代交流施設は地方自治法に基づく施設として整備しており、宿泊を目的とした施設にはなっていないが、利用目的に応じて、特例的に対応していきたいとの答弁がありました。 次に、子育て世代包括支援センターの設置について、執行部から説明がありました。 委員が、センターの設置場所と休業日についてただしたのに対し、執行部からは、保健課内の係の1つとして設置する。休みについては保健課と同じ取り扱いとなり、土曜日、日曜日は休みとなるとの答弁がありました。 次に、平成30年度ガラスバッジによる放射線外部被ばく線量測定実施体制の見直し及び平成30年度ホールボディカウンター(WBC)による内部被ばく線量検査実施体制の見直しについて、執行部から説明がありましたが、特に報告するような質疑はありませんでした。 次に、放射能除染・モニタリングセンターより、平成30年度予算編成要望に対する回答について説明がありました。 委員が、仮置場から中間貯蔵施設への搬出計画についてただしたのに対し、執行部からは、本市の仮置場は大型ダンプの出入りが可能な場所がほとんどであり、21カ所中19カ所から直接輸送が可能である。また、平成30年度の輸送について、現在、環境省と協議中であるとの答弁がありました。 同日、本宮市社会福祉協議会との意見交換会を実施し、社会福祉協議会の現状や今後の課題等について意見交換を行いました。 以上で生活福祉常任委員会の報告といたします。----------------------------------- △日程第8 産業建設常任委員長報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、産業建設常任委員長より報告を求めます。 1O番、山本勤君。     〔産業建設常任委員長 山本 勤君 登壇〕 ◆産業建設常任委員長(山本勤君) 去る12月開催の定例会において、当産業建設常任委員会が閉会中継続調査の申し出をいたしました新年度予算編成に伴う所管事項調査につきまして、2月14日に委員会を開催し、調査をいたしましたので、その経過と結果についてご報告いたします。 初めに、産業部所管の中で、まず、商工観光課所管の事項において、執行部より、観光物産の振興と企業誘致に関する重点要望の回答について説明がありました。 委員が、今後の企業誘致の考え方についてただしたのに対し、執行部から、現在は企業ニーズに応じたオーダーメード方式の誘致を行っている。今後は市の財政状況などを勘案しながら、新規工業用地の選定も含めて最適な方法を検討していくとの答弁がありました。 また、委員が、現在の企業ニーズへの対応状況についてただしたのに対し、執行部からは、新規での立地を目指す場合であれば、現行のオーダーメード方式で進めているが、企業撤退による空き物件についても情報提供を行っているとの答弁がありました。 次に、農政課所管の事項においては、執行部より、農畜産業の振興と遊休農地対策に関する重点要望の回答について説明がありました。 委員が、農畜産業の振興についてただしたのに対し、執行部からは、現在、家畜導入補助事業として1頭当たりの購入価格70万円を上限に10%の補助金を交付しており、引き続き支援を継続していくとの答弁がありました。 次に、建設部所管の中で建設課及び産業建設課所管の事項において、執行部より、道路整備における要望箇所の早期整備に関する重点要望の回答について説明がありましたが、特に報告するような質疑はありませんでした。 次に、まちづくり推進課所管の事項においては、執行部より、社会資本整備総合交付金等を活用した本宮駅周辺東西アクセス整備事業と五百川駅周辺整備に関する重点要望の回答について説明がありました。 委員が、五百川駅前広場整備検討委員会の進捗状況についてただしたのに対し、執行部からは、現在、検討委員会で提言に向けた検討が進められており、今後は提言を踏まえながら整備計画案をまとめ、議会等へ説明をさせていただき、整備計画を策定していきたいとの答弁がありました。 次に、上下水道課所管の事項においては、執行部より、本宮市排水対策基本計画に基づく排水対策に関する重点要望の回答について説明がありました。 委員が、一般住宅での雨水対策についてただしたのに対し、執行部からは、本宮市排水対策基本計画に基づき、一般住宅での貯留タンクや浸透ますなどの設置を推進し、購入、設置に係る費用の3分の2程度を助成する支援事業を予定しているとの答弁がありました。 以上で産業建設常任委員会の報告といたします。----------------------------------- △日程第9 議案第1号から報告第2号まで一括上程 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 議案第1号から報告第2号まで一括上程したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、一括上程いたします。 それでは、書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 暫時休憩いたします。 再開は10時55分といたします。 △休憩 午前10時45分 △再開 午前10時54分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △日程第10 提案理由説明 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、提案理由の説明を求めます。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) 議案第1号から報告第2号までの提案理由の説明を申し上げます前に、議案第20号 平成30年度本宮市一般会計予算から議案第27号 平成30年度本宮市水道事業会計予算までの議案を議会に提出するに当たり、市政運営の基本方針と予算に盛り込みました主な施策の概要について申し上げ、議会を初め市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 それでは、平成30年度予算編成方針をごらんいただきたいと思います。 我が国の経済は、新・三本の矢、戦後最大の名目GDP600兆円の達成、希望出生率1.8の実現、介護離職ゼロの実現を初めとする施策の実施により、GDPが名目、実質とも増加しており、就業者数の増加、賃上げ等雇用、所得環境は着実に改善し、好循環が実現しつつあり、穏やかな回復が続くと期待されております。その一方で、経済の先行きについては、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響などに留意する必要がある状況であります。 このような中、国は、「経済再生なくして財政健全化なし」の基本方針のもと、600兆円の経済の実現を目指すとしており、このため、生産性革命と人づくり革命を車の両輪として、少子・高齢化という最大の壁に立ち向かっていくこととしております。 また、県内景気の全体としましては、公共投資や住宅投資は高水準にあるものの、復興需要のピークアウトで注視していく必要があり、景気回復に向けた動きが足踏み状態にあるとの報道もありますが、良好な雇用、所得環境のもとに、個人消費の持ち直しの動きは続いており、受注が好調な中小企業も増加するなど、県内景気も春以降の回復を期待するところであります。 さて、昨年は新市誕生から10周年の節目を迎え、多くの市民の皆様と本宮市の誕生を祝うとともに、未来につながるもとみやの創生に向け、これまでの歩みをしっかりと形にすべく決意を新たにしたところであります。 また、本市初の国際交流事業、未来へつなげる英国訪問団や英国庭園の開園、「復興ありがとうホストタウン」への登録など、英国との交流へ向け新たな一歩を踏み出す明るい話題として、本市の元気を国内外に発信することができました。 これらの事業を通しながら、さらに夢を広げてまいりたいと考えております。 市政全般につきましては、本宮市第1次総合計画の政策体系に基づき、さまざまな施策を展開しておりますが、現計画の期間が満了することから、平成30年度中に新たなまちづくりの指針として第2次総合計画を策定してまいります。策定に当たりましては、多くの方々の意見をよく聴取しながら、未来へつながる計画として形にしてまいりたいと考えております。 一昨年から、社会動態人口は増加傾向を示しており、これまでの定住対策の成果が見え始めてきたものと考えております。引き続き、平成30年度も本市の住みよさ、利便性、元気を発信しながら、地方創生の大きな柱である定住対策を強力に進めてまいります。 さらに、新たなにぎわいの創出につながる東西自由通路、仮称でありますが、地域交流センターなど本宮駅周辺整備にも本格的に着手してまいります。 これらも含めた各施策、事業を進めるに当たりましては、将来に過度な負担を残さないためにも、本宮市自主的財政健全化計画に基づく健全な財政運営に努めてまいります。 また、広域連携の新たな形として、現在、本市が参画しております郡山連携中枢都市圏での連携事業についても検討を重ねてまいります。 このような状況のもと、平成30年度の市政運営に当たりましては、「未来に向かって!笑顔あふれる もとみや創生」をスローガンとし、人口減少社会への挑戦、そして、市民の皆様一人一人が未来に向かって笑顔になれる本宮市を目指しながら、本市の発展と持続可能な社会づくりに取り組んでいくことを基本方針とするものであります。 このような基本的な考え方のもと、平成30年度につきましては、地方創生期間の折り返しを迎える大切な1年であります。 第1次総合計画及び「住みたいふるさと もとみや創生総合戦略」の基本目標を踏まえつつ、現在の日本の大命題であります人口減少社会という前例のない課題に対して、本市としましても果敢に挑戦するとともに、市民の皆様が健康で安心して笑顔あふれるもとみやの実現のため、「子育て・福祉・健康」、「しごと・農商工業」、「安全・環境・暮らし」、「人材育成」、そして「市民との協働」、この5つのキーワードにより、次の施策を重点的に力を入れて取り組んでまいります。 1つに、定住促進事業の強力な推進であります。定住促進奨励金制度や空き家対策の構築、保育料の助成、子ども医療費の無料化など子育て世代への支援の継続と、ホームページを初め、定住・移住促進セミナーなどに参画して、「福島のへそのまち もとみや」の魅力の発信と、住みよさのイメージ定着に向けたPR活動を強力に展開し、人口減少社会に挑んでまいります。 2つに、本宮駅周辺東西アクセス整備であります。本市のにぎわい創出と利用者の利便性の向上につなげるため、本宮駅周辺を中心とした整備事業を平成32年度末の完成を目指し、本年度から本格的な整備を進めてまいります。本年度は東西自由通路整備工事に着手するとともに、(仮称)地域交流センターの建設と市営万世駐車場の整備を進めてまいります。 3つに、道路改良の整備と橋梁の長寿命化対策であります。上ノ橋先線道路の詳細設計や交差点部分の用地取得を進めるとともに、中ノ宮・岩田線、大山・松沢線や生活道路の改良工事を進めるほか、新たに本宮小学校区通学路の舘ノ越・関根線の実施設計を行い、安全な交通アクセスの整備を進めてまいります。 また、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、五百川跨線橋の修繕工事の継続と、通行どめとなっている矢沢橋の早期開通を目指すため、ボックスカルバート工による整備として実施設計を行ってまいります。 4つに、防災通信施設の整備であります。防災情報伝達手段の多重化を図るため、新たに戸別受信機自動起動ラジオの導入を白沢地区より順次進めることとあわせて、全国瞬時警報システムJアラートの更新や、観光防災Wi-Fi事業を活用し、市役所や都市公園などに公衆無線LANの整備を行ってまいります。 5つに、総合計画の策定であります。本市の最上位計画であり、平成31年度以降の基本的、中長期的なまちづくりの基本となる本宮市第2次総合計画の策定を行ってまいります。 6つに、教育振興に関する取り組みであります。本市が目指す「未来を拓く心豊かな人づくり」を具現化するため、教育振興基本計画の策定を行ってまいります。また、ICT環境整備を図るため、白沢地区3小学校へのタブレット端末の導入や、学校施設等耐震化計画に基づき、第3保育所の整備を進めるとともに、高木地区公民館の移転に伴う建設工事を行い、地域の生涯学習の推進に寄与してまいります。 7つに、しごと創出・農業振興の取り組みであります。市商工会や金融機関と連携し、中小企業などへのきめ細かな経営支援や情報連携の強化、そして、新規企業の誘致促進を進めるとともに、就職希望者への相談会の開催や市ホームページに掲載した市内企業ガイドによる情報の発信を図ってまいります。 また、意欲ある農業者の経営体質の強化のため、農業機械などの補助要件の緩和や新規就農者への支援を行うとともに、循環型農業及び耕畜連携の取り組みとして、主食用米生産者に対し堆肥助成を行い、おいしい米づくりと良質な土づくりの支援を行ってまいります。 さらに、本市の活力と魅力ある今後の農業につなげる検討組織を設置し、特産品等開発に係る試行や調査研究に取り組んでまいります。 8つに、地域福祉の充実であります。住みなれた地域で安心して生き生きと暮らせる地域社会を総合的、計画的に推進するための第2次地域福祉計画の策定を行うとともに、福祉サービスの質の向上と地域包括ケアシステムの確立を図るための取り組みを進めてまいります。 9つに、国際交流の推進であります。本市、英国庭園と、英国ロンドンケンジントン&チェルシー王立区、福島庭園との姉妹庭園締結を契機とした英国との交流を一層深めるとともに、国際性豊かな人材育成や国際交流員を招へいし、東京五輪・パラリンピックの「復興ありがとうホストタウン」として、国際化の推進を図ってまいります。 10番目に、放射能の除染であります。除染実施計画に基づき、農産物の放射能検査やガラスバッジ検査、ホールボディカウンターによる被ばく線量の測定などを内容の変更をしながら継続し、市民の安全・安心を確保してまいります。また、農業復興の観点から、市内農業用ため池31カ所の放射性物質除去対策工事を3カ年事業により実施してまいります。 ただいま申し上げました施策を進めていく上で、財政健全化を堅持しつつ、地域や市民の皆様との協力関係を密にしながら、さまざまな事業を効果的かつ複合的に実施し、市民の皆様が将来に夢と希望を持ちながら、健康で安心して笑顔あふれる住みよいまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 それでは、市の平成30年度当初予算の概要につきまして説明を申し上げます。 平成30年度予算案につきましては、第1次総合計画で定めた5つのキーワードと、もとみや創生総合戦略で定めた定住促進関連事業を初め、さきに述べさせていただいた重点施策の実現と、市民の皆様が健康で安心して笑顔あふれるもとみやの実現のため、さらには、次なる10年のもとみやのまちづくりの方向性と形をしっかりと整える予算編成としたところであります。 予算規模でありますが、一般会計につきましては、総額で173億円、前年度比で28.6%の増となったところであります。 なお、前年度と比較して大きく増額となりましたが、増額の主な理由は、農業用ため池31カ所の放射性物質除去対策工や、(仮称)地域交流センター及び高木地区公民館の建設工事によるものであります。 また、国民健康保険特別会計など6つの特別会計では、合計で73億7,427万1,000円、前年度比5.9%の減。企業会計であります水道事業は9億2,156万8,000円、前年度比1.4%の減となったところであります。 次に、一般会計予算における歳入につきまして説明を申し上げます。 市税につきましては、日本経済の現状が回復傾向にある一方で、海外経済の影響や為替相場の動向、震災からの復旧・復興需要の推移など、情勢の変化を注視していく必要がある中で、個人市民税、法人市民税は、前年度決算見込み状況から増額を見込んだところであります。 固定資産税は、3年ごとの評価替えに当たり、震災原子力災害に伴う一律の減額を終了し通常の課税に戻すことにより、土地及び家屋の増額を、償却資産についても前年度における新規増加分から増額を見込みました。 軽自動車税及び市たばこ税は、前年度の決算見込み状況などから減額を見込んだところであります。 この結果、市税全体では42億391万6,000円、前年度比8.9%の増としております。 普通交付税につきましては、平成29年度交付額及び地方財政計画をもとに算定し、さらに、固定資産税の通常課税の移行に伴う増収分と合併に伴う縮減影響分を減収として見込み、特別交付税につきましては、各種証明書のコンビニ交付システム導入に伴う措置分を増額として見込み、また、震災復興特別交付税につきましては、ため池の放射性物質除去対策に伴う補助裏分として増額を見込んだ結果、交付税全体では31億5,663万9,000円、前年度比5.2%の増と見込んだところであります。 各種譲与税及び交付金につきましては、昨年12月に総務省から示された地方財政計画をもとに算定をし、国・県支出金につきましては、法令などの制度に基づき、各種事業の特定財源として適正額を見込んだところであります。 次に、繰入金でありますが、予算編成に伴う財源として、財政調整基金から4億5,000万円を繰り入れするほか、地域福祉基金など8つの基金を活用し、財源の確保に努めたところであります。 市債につきましては、臨時財政対策債のほか、本宮駅周辺東西アクセス整備事業などに充てるため、12億8,890万円を発行することとし、前年度比67.4%の増となっております。 次に、歳出予算につきまして、第1次総合計画で定めております5つの基本目標ごとに、順次説明を申し上げます。なお、先ほど申し上げました重点的に取り組む事業につきましては、省略して申し上げます。 初めに、基本目標1の「豊かな心と創造性あふれる人材育成のまちづくり」であります。 1つに、子どもの生きる力を育む教育の推進を図るため、ICT環境の整備や教職員の授業力向上研修会の開催、児童・生徒の学力検査やチャレンジ学習の継続、また、新たに英語能力判定テストを導入するとともに、教育講演会、芸術鑑賞教室の実施、さらには夢先生の実施、国内交流派遣事業などを行ってまいります。 次に、集団生活になじめない特別支援教育を必要とする児童・生徒への支援員の増員や、スクールソーシャルワーカーの配置、さまざまな理由で登校できない児童・生徒を対象とした適応指導教室の拡充やQUテストを継続し、不登校やいじめなどの早期発見、予防に努めてまいります。 学校給食につきましては、栄養のバランスのとれた給食の提供と学校給食センターの大規模な設備改修工事を行い、安全・安心でおいしい学校給食を継続して提供してまいります。 また、通学の支援として、白沢地区の小・中学生を対象にスクールバスの運行を行い、安全確保と負担軽減を行ってまいります。 2つに、生涯学習の推進を図るため、趣味の多様化に対応した成人講座の開催や上尾市・全国へそのまち協議会との都市交流を継続して進めてまいります。 3つに、生涯スポーツの推進を図るため、既存の社会体育施設やまゆみアリーナ、コミュニティ交流広場を活用し、スポーツの振興と健康増進に努めるとともに、社会体育施設の耐震化計画の策定について検討を進めてまいります。 次に、基本目標2の「市民と行政の協働による自立したまちづくり」であります。 1つに、市民参画・協働と市民の視点に立った行政活動の推進であります。 市政全般について広く周知をするため、フルカラー印刷による広報紙の発行や、市ホームページや地元FM放送局を有効活用し、より効果的な情報発信を図ってまいります。また、市のPRポスターや映像の制作、まゆみちゃんファミリーのイベント出演やグッズ販売を通じて、「福島のへそのまち もとみや」を県内外に広くPRしてまいります。 次に、マイナンバーを利用した各種証明書のコンビニ交付システムを導入し、利便性の向上を図ってまいります。 また、行政活動の原点として、職員の人材育成を図るとともに、人事管理の基礎とするため、公正・公平な人事評価制度を構築してまいります。 2つに、地域コミュニティ活動の推進を図るため、各行政区に対する育成支援を行ってまいります。 次に、基本目標3の「共に支えあうやさしいまちづくり」であります。 1つに、子育て支援の充実を図るため、もとみや創生総合戦略に基づくもとみや結婚サポート事業を展開し、結婚活動の支援や結婚新生活に対する補助を行ってまいります。 次に、子育て世代の支援事業として、幼稚園、保育所の保育料などの助成や子ども医療費の無料化の継続、そして、一時保育や預かり保育、放課後児童クラブの運営を行うとともに、子育て中の親子の交流の場の提供や子育ての相談、ファミリーサポートセンターでの育児援助を行うほか、育児クラブの支援など、きめ細かな子育てしやすい環境をつくってまいります。 また、平成31年度に策定を行う子ども・子育て支援事業計画の基礎とするため、子育て世代を対象にニーズ調査を実施してまいります。 2つに、心と体の健康づくりの推進を図るため、市民が健康長寿で安心して暮らせるよう生活習慣病予防と、疾病の早期発見・治療のための健康診査事業やがん検診事業、日帰り人間ドックなどに対する助成、検診後の健康教育、健康相談、訪問指導など保健指導事業を展開するとともに、市単独でのインフルエンザやおたふく風邪などの予防接種費用助成事業や、医療費の適正化対策に取り組んでまいります。 また、新たに子育て世代包括支援センターを開設し、妊娠・出産・子育て世代に寄り添い、安心して子どもを産み育てられるよう個々の支援計画を作成し、乳児の全戸訪問や産後ケアなどを行い、妊娠から子育て期まで切れ目のない保健指導を行ってまいります。 さらに、乳幼児の健全育成のため、医師や歯科医師による健康診査や保健指導を、また、新たに虫歯予防対策としてフッ素塗布、洗口を行ってまいります。 次に、プリンス・ウィリアムズ・パークにつきましては、快適な施設環境の維持と施設の特徴を生かした運営を行ってまいりますが、より一層の利用促進に努めるとともに、昨年オープンした英国庭園のサポーターによる管理活動や、積極的なPRに努め、庭園の魅力発信と誘客促進を図ってまいります。 3つに、高齢者福祉の充実を図るため、敬老会の催事の拡充、老人クラブの育成やふれあいサロン研修へのバス借り上げ助成を行い、高齢者の社会参加を促し、健康長寿の寄与に努めてまいります。 さらに、介護予防事業として、口腔・転倒予防教室、いきいき百歳体操などの普及を推進してまいります。 また、介護予防のための住宅改修費の助成や在宅介護サービスなどの充実を図るほか、生活支援コーディネーターの配置を通して地域の高齢者のニーズを把握し、きめ細かな生活支援を行ってまいります。 4つに、障がい児・障がい者福祉の充実を図るため、地域のさまざまな課題の解決に向けた施策や体制など、総合的、計画的に推進するための第2次地域福祉計画を策定するとともに、通院時などタクシー料金の一部助成や障がい者共同生活援助施設に対する運営支援、そして、日常生活用具の給付、重度心身障がい児に対する通学支援などを実施してまいります。 5つに、人権尊重と男女共同参画社会の推進を図るため、男女がともに活動する社会を実現するための男女共同参画基本計画の策定を行ってまいります。 次に、基本目標4の「活力あるふるさとのまちづくり」であります。 1つに、地域の特性を活かした農林業の振興を図るため、意欲のある農業者の経営基盤強化のため、市独自の支援策の継続と地域の担い手となる認定農業者の増加に努めてまいります。また、放射性物質の吸収抑制対策として、カリ肥料の配布とあわせて、カリ散布終了に向けた土壌成分分析調査を行ってまいります。 次に、ため池等整備事業では、長屋滝池を初め5つの農業用水施設の改修工事を実施し、農村地域防災減災事業では、防災重点ため池の耐震調査やハザードマップの作成を行います。 また、森林保全事業では、間伐などにより森林の公益的機能を維持しながら、森林の保全に努めてまいります。 農作物被害の軽減を図るため、有害鳥獣対策実施隊の活動支援と新規隊員を確保するため、狩猟免許取得などに対する補助を行ってまいります。 2つに、にぎわいと魅力あふれる商業と活力ある工業の振興を図るため、市商工会や商店街協同組合への運営支援、市内中小企業に対する経営金融支援を行うとともに、企業誘致の情報収集や立地企業との情報連携の強化に努め、商工業の振興を推進してまいります。 3つに、旅人を癒す観光資源の活用と物産振興を図るため、伝統行事である春まつり、夏まつり、秋祭りなどの各種事業の支援を行うとともに、広域的な連携を図りながら、福島のへそのまちをPRし、観光物産の情報発信と風評被害の払拭に努めてまいります。 また、新たに市内観光施設などを巡る試行巡回バスを運行し、着地型観光の推進を図ってまいります。 次に、基本目標5の「安全・安心な環境のまちづくり」であります。 1つに、環境保全・美化対策の推進を図るため、環境保全に関する施策の総合的、計画的な推進を目的とした環境基本計画の策定と、太陽光発電システム設置支援事業として、設置者への助成を行ってまいります。 また、道路除染において、線量が基準値を下回る地区で除染対象外となった場所において、道路側溝の堆積物の撤去を実施してまいります。 2つに、安全・安心な水環境の形成を図るため、合併処理浄化槽の設置に対する補助や管理費用の助成、さらには、下水道汚水処理施設の整備を行い、生活環境の改善と水質保全を図ってまいります。 また、上水道施設整備では、水道施設の耐震化や老朽施設の更新、管網整備を進め、安全で安心な水道水の安定供給を図ってまいります。 3つに、快適な住環境の形成を図るため、道路維持工事や道路改良工事、さらに橋梁の修繕、点検を実施し、安全な通行の確保に努めてまいります。 また、市営住宅、復興公営住宅、定住促進住宅の適切な維持管理に努め、良好な住環境の提供と、個人住宅の耐震診断に要する費用の助成を行ってまいります。 4つに、消防・防災体制の充実を図るため、消防団との緊密な連携を行い、消防施設の適切な維持管理と消防小型動力ポンプ付積載車の更新を進め、消防力の充実を図るとともに、自主防災組織の育成や防災訓練を通して、災害応急対策活動の習熟と防災意識の高揚に努めてまいります。 5つに、防犯・消費者保護対策の推進では、安全・安心なまちづくりを推進するため、防犯灯路線の一体的、効果的な整備を進めてまいります。 6つに、都市基盤の形成を図るため、運転免許証自主返納者に対する公共交通運行支援策として、新たにタクシー利用券の交付を行ってまいります。 次に、県管理の本宮停車場・中條線、合併支援道路、吹上・荒町線、そして、国管理の阿武隈川左岸築堤事業の整備促進に向けた積極的な用地取得の支援を行ってまいります。 また、本格的に実施する本宮駅周辺の東西アクセスを向上させるため、まちづくり道路整備事業により、万世・中條線の道路改良に伴う物件調査、事業用地取得に取り組んでまいります。 さらに、五百川駅前広場整備では、地域住民の代表で構成する検討委員会からの提言をいただきながら、広場整備計画の決定を行ってまいります。 下水道雨水処理施設整備では、高木字舟場地区の排水対策として、雨水幹線整備と排水ポンプ場増強の実施設計を進めるとともに、本宮字万世・千代田地区などの浸水被害を軽減するため、新たに雨水流出抑制対策事業として、雨水貯留タンク等設置への支援を行ってまいります。 以上が平成30年度における主な事業でありますが、引き続き第1次総合計画の実現に向けて取り組んでいくためには、財政規律の堅持が不可欠であり、今後も行財政改革に取り組み、市民サービスの充実に努めてまいります。 次に、特別会計の予算概要につきまして説明を申し上げます。 初めに、国民健康保険特別会計予算につきまして説明を申し上げます。 国民健康保険制度は、創設以来、我が国の国民皆保険体制の基盤として中核的な役割を担い、地域住民への医療の提供と健康の保持増進に大きく貢献してまいりました。しかしながら、被保険者の高齢化などの構造的な課題を抱えており、その財政運営は大変厳しいという状況にあることから、国保財政の安定化を図るため、平成30年度から財政運営が県に移行することになったものであります。 今後は、県が算出した納付金を基に、必要収納額を算定することとなりますが、本年度においても、医療費適正化対策、保健事業の積極的推進、保険税収納率向上対策などを主要事業に、歳出の削減に向けて取り組むこととし、医療給付費の実績を踏まえた推計により、予算を編成したところであります。 これらの結果、事業勘定におきましては、前年度と比較しまして、6億2,899万1,000円減の28億3,814万5,000円を見込んだところであります。 また、直営診療施設勘定であります国民健康保険白岩診療所につきましては、地域のニーズに合った、よりよい医療を提供するとともに、予防医療の役割を担っていくものであります。 これらの結果、直診勘定におきましては、前年度と比較いたしまして、2,869万9,000円減の1億120万7,000円を見込んだところであります。 なお、本予算につきましては、去る2月21日に開催されました国民健康保険運営協議会におきまして、承認の答申を得ておりますことを申し添えさせていただきます。 次に、後期高齢者医療特別会計予算につきまして説明を申し上げます。 高齢期における適切な医療の確保を図るため、後期高齢者医療制度に基づき広域連合と連携し、円滑な運営を図ってまいります。この結果、前年度と比較しまして、1,166万4,000円増の2億7,958万5,000円を見込んだところであります。 次に、介護保険特別会計予算につきまして説明を申し上げます。 本市の平成29年12月末現在の高齢者数は8,506人で、高齢化率が27.6%であります。このような中、本予算は「高齢者がいきいきと共に支え合う地域で暮らすもとみや」を基本理念に策定しました本宮市第8次高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画に基づき編成をいたしました。 高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される仕組みとして、地域包括ケアシステム事業の充実を図り、各種事業に取り組んでまいります。 また、介護保険につきましては、制度の理解やサービスを効果的に利用していただくための情報提供を行い、介護保険事業の適切な運営を図ってまいります。 これらの結果、前年度と比較いたしまして、1億3,390万3,000円増の25億9,509万3,000円を見込んだところであります。 次に、公共下水道事業特別会計予算につきまして説明を申し上げます。 下水道は、汚水を衛生的に処理し、きれいで安全な水として自然に返すことで、水質汚濁を防止するとともに、雨水を速やかに排水することで水害を防止するなど、市民の安全を守る大切な役割を果たしております。 現在の汚水整備事業の状況でありますが、事業認可区域内の平成29年度末の整備率は95.2%になる見込みであり、水洗化が見込める区域から優先に整備を進めてまいります。また、整備済区域内の水洗化率は、平成30年1月末現在で97.5%となりましたが、引き続き利用促進を図ってまいります。 雨水整備事業では、高木字舟場地内の排水対策として、雨水幹線整備と排水ポンプ場増強の実施設計を進めるとともに、本宮字万世・千代田地内等においては、本宮市排水対策基本計画に基づき排水対策を進めてまいります。 これらの結果、前年度予算と比較いたしますと、4,617万4,000円増の8億5,150万8,000円を見込んだところであります。 次に、工業用地造成事業特別会計予算につきまして説明を申し上げます。 市内の企業立地の状況は、本宮地区65社、白沢地区24社の合計89社となっております。今後の企業誘致につきましては、白沢地区3カ所を含む5カ所の工業団地候補地を選定しており、新規企業立地に向けての誘致活動や情報収集、さらに既存の立地企業への新規制度などの情報提供やフォローアップを行ってまいります。 県土地開発公社への償還につきましては、前年度と比較しまして3万9,000円の増となっており、これらの結果、5億9,411万3,000円を見込んだところであります。 次に、工業用地資産運用事業特別会計予算につきまして説明を申し上げます。 本予算は、定期借地権設定による賃貸収入を事業収益として一般会計に繰り出すものであり、前年度予算と同額の1億1,462万円を見込んだものであります。 次に、水道事業会計予算につきまして説明を申し上げます。 本宮市の水道事業は、平成30年1月末現在、配水能力が1日当たり2万6,970立方メートル、給水人口が3万50人、普及率が98%となっており、市民の生活に欠かすことのできない基盤施設となっております。 水道水の需要につきましては、平成23年の東日本大震災により、事業所や企業などの使用水量が減少しておりましたが、ほぼ震災前の状況に戻ってきており、一般使用者における使用水量につきましては、微増ではありますが、増加傾向となっております。 この料金収入につきましては、水道事業経営に大きく影響してまいりますので、特に大口使用者の総使用水量に占める割合が高く、その水需要動向に大きく左右される状況であり、今後も稼働状況や経済動向を注視しながら、留意してまいりたいと考えております。 平成30年度の主な事業としましては、立石山浄水場の老朽施設の改修事業に着手してまいります。また、白沢地区の施設拡張事業として、高松配水場からの配水管布設整備を継続してまいります。さらには、水道施設の耐震化について、平田石浄水場を初めとする水道施設の耐震診断を進めながら、震災に強い施設整備を進めてまいります。 なお、水道水の放射性物質モニタリング検査も継続しまして、安全・安心な水道水の供給に努めてまいります。 以上のような状況を踏まえ、収益的収支につきましては、事業収益が9億7,021万6,000円、事業費用が9億2,156万8,000円を予定するものであります。 また、資本的収支につきましては、収入が1億9,003万2,000円、支出が9億8,027万円を予定するものでありますが、資本的収支の不足額につきましては、内部留保資金や建設改良積立金を取り崩し補填するものであります。 この結果、平成30年度における収益的収支は、4,864万8,000円と見込んだところであります。 以上、平成30年度の市政運営及び予算編成の基本方針並びに予算概要について申し上げました。 今後とも、本宮市のより一層の飛躍に向け、将来に明るい希望の持てる笑顔あふれるまちづくりに全力で取り組むことを改めてお誓いいたしますとともに、議会及び市民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げるものであります。 以上をもちまして、一般会計及び特別会計並びに企業会計の予算概要及び主な施策についての説明とさせていただきます。 なお、詳細につきましては、議案審議の際、各担当課に説明をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、議案第1号 専決処分の承認を求めることについて。 この議案につきましては、保育所入所に伴う待機児童の解消を図るための予算について、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により、平成29年度本宮市一般会計補正予算(第10号)について専決処分をしたので、同条第3項の規定に基づき議会に報告し、承認を求めるものであります。 補正の内容としましては、平成30年4月の保育所入所に伴う待機児童の解消を進めておりますが、白沢保育所1歳児クラスの増員に伴い、遊戯室を3歳児クラスに移行するため、保育室に必要な手洗い場や備品などの購入費用を補正するもので、財源につきましては、財政調整基金により措置するものであります。 この結果、歳入歳出予算のそれぞれに227万6,000円を追加するものであります。 議案第2号 本宮市国際交流活動に従事する外国青年の給与等に関する条例制定についてであります。 本議案につきましては、現在、市が進めております国際交流事業のより一層の促進と充実を図るため、国と自治体国際化協会の連携協力のもと実施している外国青年招致事業JETプログラムを活用した国際交流員の配置を予定しております。 国際交流員を配置するに当たり、国際交流員に係る給与などについて必要な事項を定めるため、本条例を制定するものであります。 なお、この条例は公布の日から施行するものであります。 議案第3号 本宮市農業水利施設等保全再生事業基金条例制定についてであります。 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、8,000ベクレルを超える放射性物質が堆積している農業用ため池の堆積物除去事業を現在、推進しておりますが、完了するまでは複数年を要します。 この事業は、福島再生加速化交付金を活用して実施しており、この交付金を管理し、事業の着実な推進を図るため、地方自治法第241条第1項の規定に基づき、基金条例を制定するものであります。 なお、この条例は公布の日から施行するものであります。 議案第4号 本宮市多世代交流施設条例制定について。 本議案につきましては、本宮字立石地内に開設いたします多世代交流施設の設置に必要な事項を定めるため、条例を制定するものであります。 施設の名称は、本宮市多世代交流施設あぶくま憩の家とし、設置の目的は、子どもから高齢者まで多世代が交流できる施設として、生きがいの高揚と地域社会づくりに貢献することを目指すものであります。 条例においては、中高齢勤労者福祉センターについても、多世代交流施設あぶくま憩の家として一体的に利用するとともに、白沢老人福祉センターについても、「本宮市多世代交流施設あだたら憩の家」と名称を変え、両施設の利用形態、使用料等の統一化を図るものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 議案第5号 本宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例制定について。 本議案につきましては、介護保険法の改正に伴い、本宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例を制定するものであります。 制定の内容といたしましては、平成30年4月より居宅介護支援事業所の指定事務に係る権限が県から市に移譲されることに伴い、本条例で本事業の人員及び運営に関する基準を定めるものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 議案第6号 本宮市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について。 本議案につきましては、本宮市特別職報酬等審議会より答申をいただきました特別職の報酬等について、答申どおり、議会議員の報酬の額を引き上げるため、条例の一部を改正するものであります。 昨年の9月26日に、合併後、初めての開催となります特別職報酬等審議会に諮問をさせていただき、12月25日に答申をいただいたところであります。特別職報酬等審議会の答申では、県内他市及び隣県類似市と比較し、副議長の報酬月額を32万2,000円から36万8,000円に、常任委員長及び議会運営委員長を31万円から34万円に、議員を30万円から33万円に引き上げ、市長、副市長、教育長及び議長の給料及び報酬については、据え置くとするとのご意見をいただきました。 この答申を尊重いたし、答申どおり改定いたしたく、本議案の上程をするものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 議案第7号 本宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について。 本議案につきましては、国民健康保険法等の一部改正により、平成30年度から都道府県が国民健康保険の財政運営の責任主体となることに伴い、本条例における国民健康保険運営協議会の名称などを変更するため、改正を行うものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 また、この条例改正につきましては、2月21日開催の本宮市国民健康保険運営協議会より、原案のとおり答申を得ておりますことを申し添えます。 議案第8号 本宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について。 本議案につきましては、非常勤特別職であります国民健康保険運営協議会委員の職名の変更及び家庭児童相談員の報酬の見直しを行うため、本条例の一部を改正するものであります。 まず、国民健康保険運営協議会委員の職名変更については、議案第7号で提案をさせていただきました本宮市国民健康保険条例の一部改正に伴い、改正を行うものであります。 次に、家庭児童相談員の報酬の見直しについては、児童福祉の向上のため、指導相談業務を行っていただいております家庭児童相談員の活動内容の実情及び他自治体の状況を勘案し、報酬月額の引き上げを行うものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 議案第9号 本宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定について。 本議案につきましては、平成30年度から平成32年度までの3年間を実施期間とする第7期介護保険事業計画に基づき介護保険料を改正するため、条例の一部を改正するものであります。 改正の主な内容といたしましては、基準月額保険料を5,900円とするものであります。 なお、詳細につきましては、担当部長に説明いたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。 議案第10号 本宮市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定について。 本議案につきましては、道路法施行令の一部改正に伴い、国及び県において改正された道路占用料との整合性を図るため、条例の一部を改正するものであります。 県では、昨年12月に道路占用料徴収条例の改正を行い、今年4月から施行することとしており、本市においても、これに準じて道路占用料の改正を行うものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 議案第11号 本宮市都市公園条例の一部を改正する条例制定について。 本議案につきましては、都市公園法及び都市公園法施行令の一部改正がされたことに伴い、本条例の一部について改正するものであります。 改正の内容といたしましては、1つに、これまで全国一律に定められていた都市公園に設ける運動施設の設置基準を条例に委任されたことから、政令で定める参酌基準とし、100分の50としたこと。2つに、都市公園法の一部改正に伴い、引用する条項番号のずれによる改正。3つに、道路占用料の改定にあわせ、都市公園において準拠する物件等の占用に係る使用料を改正するものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行するものであります。 議案第12号 市道路線の認定についてであります。 本議案につきましては、福島県の事業により、現在進められております主要地方道二本松・金屋線における上ノ橋のかけかえ事業に伴い、市が計画しておりますその先線の新設路線について、市道として新規認定するものであります。 市道路線は、新設となる上ノ橋を起点とし、終点を現在、県が進めております合併支援道路との接続部とするものであります。 なお、詳細につきましては、議案第12号資料をご参照くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 議長より申し上げます。 提案理由説明の途中でありますが、昼食につき、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時56分 △再開 午後零時58分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 提案理由の説明を続行いたします。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) それでは、午前中に続きまして、提案理由の説明を続行させていただきます。 議案第13号からでございます。平成29年度本宮市一般会計補正予算(第11号)。 本議案につきましては、財政健全化を目的とした基金への積み立てについて補正を行うほか、平成29年度事業の決算見込額による予算の補正を行うものであります。 初めに、財政調整基金につきましては、本予算における財源調整を行った結果、基金に積み立てを行うものであります。 また、減債基金につきましては、本宮駅周辺整備や上ノ橋先線整備など大型事業が控えていること、平成31年度から地方交付税制度が大幅に見直しされることなどから、今後の安定した財政運営を行うため、基金への積み増しを行うものであります。今後も適正な額の財政調整基金を担保しつつ、減債基金への積み増しを行い、健全な財政運営に努めてまいります。 次に、主な事業の補正内容につきまして説明を申し上げます。 1つに、平成30年産米に係る放射性物質の吸収抑制対策としまして、カリ肥料の配布に要する費用を、2つに、多世代交流施設あぶくま憩の家の完成にあわせ、中高齢勤労者福祉センター敷地の舗装工事に要する費用を、3つに、障がい福祉サービスの利用者の増加に伴い、障がい介護給付費負担金の増額に要する費用を、4つに、県が施行する合併支援道路の整備に伴う高木地区公民館の物件補償契約について、本年3月末の契約締結となり、翌年度の歳入となることから、歳入歳出予算の土地代及び補償金並びに基金積立金の全額について減額を、5つに、安達地方広域行政組合への斎場費及び清掃費の負担金については、予算計上の誤りにより、組合からの負担金請求額を超える金額を当初予算で計上したことにより、減額をするものであります。 この結果、歳入歳出予算のそれぞれから、7,700万4,000円を減額するものであります。 第2条、継続費の補正につきましては、第2表のとおり、本宮市都市計画図作成事業の変更を、第3条、繰越明許費の補正につきましては、第3表のとおり、総合計画策定事業など13件の追加を、第4条、地方債の補正につきましては、第4表のとおり、林道整備事業債など6件の変更をするものであります。 なお、詳細につきましては、担当部長に説明をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。 議案第14号 平成29年度本宮市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)。 本議案につきましては、事業の確定見込みに伴い、予算の補正を行うものであります。 初めに、事業勘定の歳入予算の主なものでありますが、1つに、療養給付費等負担金などの決算見込みによる国庫負担金の補正減、2つに、直営診療所特別調整交付金などの確定に伴う国庫補助金の補正増、3つに、療養給付費交付金の確定に伴う補正減、4つに、子どもの医療費助成支援事業による県補助金の補正増、5つに、共同事業交付金の精算による補正減、6つに、保険基盤安定繰入金等の確定に伴う一般会計繰入金の補正増などであります。 次に、歳出予算の主なものでありますが、1つに、保険財政共同安定化事業拠出金などの精算に伴う共同事業拠出金の補正減、2つに、過年度分の精算額の確定に伴う償還金の補正増、3つに、第1種へき地診療所特別調整交付金の直営診療施設勘定への繰出金を補正増し、歳入歳出の差額を予備費で調整するものであります。 次に、直営診療施設勘定でございますが、歳入の主なものは、診療収入の補正減及び診療所財政安定化のための特別調整交付金繰入金の補正増などであります。 歳出の主なものは、診療所の運営事業費や、医療用機器の維持管理費の補正減などであります。 この結果、既定の事業勘定の歳入歳出予算それぞれに396万9,000円を追加し、既定の直営診療施設勘定の歳入歳出予算のそれぞれから63万8,000円を減額するものであります。 なお、この補正予算につきましては、2月21日開催の本宮市国民健康保険運営協議会より、原案のとおり答申を得ておりますことを申し添えます。 議案第15号 平成29年度本宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。 本議案につきましては、事業の確定見込みにより、所要の予算の補正を行うものであります。 歳入につきましては、1つに、事務費及び保険基盤安定繰入金の確定による一般会計繰入金の補正増、2つに、広域連合構成市町村負担金過年度精算金の確定により、諸収入を補正増するものであります。 次に、歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合運営負担金の確定により補正増し、歳入歳出の差額を予備費で調整するものであります。 この結果、既定の歳入歳出予算のそれぞれに39万9,000円を追加するものであります。 議案第16号 平成29年度本宮市介護保険特別会計補正予算(第5号)。 本議案につきましては、事業の確定や年度末における決算見込みにより、所要の補正を行うものであります。 初めに、歳入の主なものは、今年度の介護給付費のサービス事業費及び地域支援事業費などの確定見込みに伴い、法定負担割合に伴う給付費の負担金、交付金及び市からの繰入金の補正を行うものであります。 次に、歳出の主なものは、介護給付費のサービス事業及び地域支援事業費などの確定見込みに伴う介護サービス給付費の給付費と介護予防・日常生活支援総合事業に係る経費の補正を行うものであります。 この結果、既定の歳入歳出予算のそれぞれに、2,907万5,000円を追加するものであります。 議案第17号 平成29年度本宮市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)。 本議案につきましては、雨水処理施設整備事業について、国の補正予算を活用する事業予算を計上するとともに、繰越明許費を設定するものであります。また、公共下水道事業特別会計の決算見込みにより、所要の補正を行うものであります。 初めに、歳入の主なものは、1つに、高木第一雨水幹線整備事業の財源となる国費、市債の増額、2つに、平成28年度の流域下水道維持管理負担金の精算による返還金の計上、3つに、事業費の確定見込みに伴い一般会計繰入金を減額するものでございます。 次に、歳出の主なものは、1つに、高木第一雨水幹線整備工事に伴う工事請負費の増額、2つに、雨水・汚水各施設の維持管理費について、減額補正するものであります。 この結果、既定の歳入歳出予算のそれぞれに8,062万5,000円を追加するものであります。 第2条、繰越明許費につきましては、第2表のとおり、下水道雨水処理施設整備事業の設定を、第3条、地方債の補正につきましては、第3表のとおり、公共下水道事業債を変更するものであります。 なお、詳細につきましては、議案第17号資料をご参照くださいますようお願い申し上げます。 議案第18号 平成29年度本宮市工業用地造成事業特別会計補正予算(第2号)。 本議案につきましては、工業用地土地貸付収入による増及び預金利子の確定に伴う収入の増をするものであり、これらの補正増に伴い、一般会計繰入金を補正減するものであります。 この結果、既定の歳入歳出予算の範囲内において補正するものであります。 議案第19号 平成29年度本宮市水道事業会計補正予算(第5号)。 本議案につきましては、年度末の整理予算として所要の補正を行うものであります。 初めに、収益的収支における主な事業収益につきましては、給水装置工事申請に伴う手数料や水道加入金の増額と、強風による立石山浄水場倉庫シャッター損害保険金を計上するものであります。 事業費用につきましては、水道料金取扱等事務負担金の増額と平成28年度の国庫補助金確定に伴う返還金を計上するものであります。 資本的収支における収入につきましては、国庫補助金の確定見込みに伴う補助金の減額と、主な支出では、これら補助金の対象工事となる請負費を減額するものであります。 この結果、収益的収支につきましては、事業収益で623万9,000円を増額、事業費用で96万1,000円を増額し、資本的収支につきましては、収入で450万5,000円を減額し、支出で1,183万5,000円を減額するものであります。 続きまして、報告第1号 本宮市自主的財政健全化計画の平成28年度実施状況について。 本報告につきましては、平成28年度決算が確定いたしましたので、本宮市自主的財政健全化計画の実施状況について、本宮市自主的財政健全化に関する条例第3条の規定に基づき、議会へ報告するものでございます。 平成28年度実績の概要でございますが、放射能対策事業や復旧・復興関連事業の歳出予算が増大し、それに伴う財源として、震災復興特別交付税、国庫及び県支出金などが手当てされたことによるもので、歳入、歳出とも財政健全化計画の計画額を大きく上回る実績となりました。 また、財政健全化判断比率の1つである実質公債費比率につきましては、計画値を下回るとともに減少傾向を維持しており、財政の健全化が図られているところでございます。 今後とも本宮市自主的財政健全化計画に基づき、安定した財政運営に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 なお、詳細につきましては、報告第1号別冊をご参照いただきますようお願い申し上げます。 報告第2号 専決処分の報告について。 本報告につきましては、地方自治法第180条第1項の規定に基づく市長の専決処分事項の指定により、和解をいたしましたので、同条第2項の規定に基づき報告するものであります。 和解の内容につきましては、昨年の10月30日に高木地内の県道で、公用車のえぽか号がセンターラインを越えてきた対向車と衝突した事故について、相手方が修繕額を全額賠償することで和解したものであります。 以上、上程いたしました全議案につきまして、よろしくご審議の上、お認め賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。     〔保健福祉部長 矢吹誠司君 登壇〕 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 命によりまして、議案第9号 本宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定につきまして、詳細説明を申し上げます。 議案書17ページ、18ページ並びに議案資料1ページをご参照いただきたいと思います。 今回の条例改正につきましては、平成30年度から平成32年度までを実施期間といたします第7期介護保険事業計画に基づきまして、介護保険料率を改正するために条例の一部を改正するものでございます。 第1号被保険者の負担につきましては、標準給付費と地域支援事業費の23%を負担することとなっております。 第7期の計画期間中におきましては、歳出と歳入を推計しながら保険料の上昇を抑えるために、介護給付費準備基金から計画期間3年間で1億2,533万円を充てることとしたものであります。 その結果、介護保険料基準額につきましては、所得段階第5段階の年額7万800円となり、さらに、第1段階から第9段階までありますように、介護保険法施行令等に基づきます対象者の保険料の額を記載のとおり改正するものであります。 以上、詳細説明とさせていただきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。     〔総務部長 渡辺正博君 登壇〕 ◎総務部長(渡辺正博君) 命によりまして、議案第13号 平成29年度本宮市一般会計補正予算(第11号)の詳細につきまして、さきに市長より説明申し上げました部分及び事業確定に伴う補正を除き、議案第13号資料により説明を申し上げます。 議案資料3ページをお開きいただきたいと思います。 歳出の主な内容につきまして、細目欄により説明を申し上げます。 まず、第2款総務費、細目1の職員人件費は、職員の時間外手当に要する経費を、続いて4ページをお開きください、細目1の基金積立費は、12月補正以降に寄せられましたふるさと納税寄附金及び企業様からの寄附をふるさともとみや応援基金へ積み立てするものであります。 続いて、5ページをお開きください。 次に、3款民生費、細目6の国民健康保険特別会計繰出金費は、保険基盤安定負担金の確定に伴う繰出金の増額を、細目4の高齢者生活支援費は、高齢者住宅改修に係る助成金の増額を、細目17の介護保険特別会計繰出金費は、地域支援事業繰出金及び介護給付費繰出金の増額を計上するものであります。 続いて、1ページ飛ばして7ページをお開きください。 6款農林水産業費、細目2の農業委員会運営費は、農業委員や推進委員の活動実績及び成果実績に応じた報酬を、細目1の畜産振興対策費は肥育素牛及び優良乳用業牛の導入補助金の増額を、続いて8ページをお開きください、細目2の畜産施設管理費は、本宮堆肥センターの尿処理プラントブロー及び白沢有機センターの攪拌機、高度巻き上げ機の修繕に係る堆肥生産組合への補助金の額を計上するものであります。 続いて、1ページ飛ばしていただき、10ページをお開きください。 10款教育費、細目4の通園通学支援費は、冬期間における通学バスの増便分の経費を、細目2の幼稚園管理運営費は、産休代替職員分の賃金を、細目8の運動場維持管理費は、神座運動場フェンス改修工事の変更による増額分を計上するものであります。 続いて、11ページをお開きください。 歳入の主なものであります。 まず、1款市税につきましては、決算見込みによる予算のそれぞれの税目について補正するものであります。 次に、2款地方譲与税から8款自動車取得税交付金につきましては、額の確定見込みによりそれぞれ補正を行うものであります。 次に、12款分担金及び負担金と13款使用料及び手数料につきましては、保育所保育及び放課後児童保育並びに幼稚園保育の利用形態、利用者数の確定見込みにより、児童福祉費負担金、幼稚園使用料及び通園通学バス使用料をそれぞれ減額するものであります。 次に、14款国庫支出金、1目民生費国庫負担金は、国民健康保険基盤安定負担金、次ページの障がい児福祉サービスの利用者増加に伴う経費及び社会保障・税番号制度システムのデータ標準レイアウト改修に係る補助金を計上するもので、国民健康保険基盤安定等負担金及び障がい児福祉サービスの経費は県支出金において同様の計上をしております。 同ページ、12ページとなります。 3項委託金、5目土木費委託金は、阿武隈川左岸築堤用地取得業務に係る委託金を計上するものであります。 続いて、13ページをお開きください。 15款県支出金、4目農林水産業費県補助金は、農地利用最適化に係る農業委員会交付金等事業補助金を計上するものであります。 なお、農林水産物PR支援事業費補助金とふくしまの恵みPR支援事業補助金は、補助名称変更による組み替えであります。 7目放射能対策費県補助金は、カリ散布に係る補助金を計上するものであります。 続いて、14ページをお開きください。 17款寄附金につきましては、ふるさと納税寄附金及び企業様からの寄附金を計上するものであります。 20款諸収入であります。1節総務費雑入は、福島原子力発電所事故に伴う過年度分の損害賠償金を、2節民生費雑入は、生活保護費返還金、後期高齢者医療給付費負担金過年度精算金及び児童扶養手当過年度分返納金をそれぞれ計上するものであります。 以上、詳細説明とさせていただきます。----------------------------------- △日程第11 陳情の委員会付託 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、日程に従いまして、陳情の委員会付託を陳情文書表によって行います。 陳情文書表を配付いたさせます。     〔陳情文書表配付〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 配付漏れはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 配付漏れなしと認めます。 それでは、書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 陳情文書表のとおり、所管常任委員会に付託することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、陳情文書表のとおり、所管常任委員会に付託することに決しました。----------------------------------- △日程第12 委員会付託省略の陳情第1号の上程、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 次に、陳情第1号は、平成29年6月第2回本宮市議会定例会において採択されました陳情第2号 福島県最低賃金の引き上げと早期発効を求める意見書提出の陳情書と同一趣旨でありますので、会議規則第142条第1項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において上程し、審議することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、そのように決しました。 それでは、陳情第1号を上程いたします。 書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 陳情第1号は、委員会付託を省略した同様の理由により、質疑を省略するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を省略し、採決を行います。 お諮りいたします。 陳情第1号 福島県最低賃金の引き上げと早期発効を求める意見書提出の陳情書は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ないものと認め、採決を行います。 陳情第1号を採択と決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議なしと認め、陳情第1号は採択と決しました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 以上をもちまして、本日の議事日程全部を終了いたしました。 なお、日程第6日、3月6日からの一般質問において、施政方針についての質問をされる方は、本日午後4時までに通告を願います。 また、日程第8日、3月8日は、一般質問終了後、議案の質疑、議案の委員会付託及び委員会付託案件を除く議案の討論、採決を行いますので、委員会に付託しない予定である議案に対する討論がある場合は、議会の運営に関する基準第104の規定により、3月7日午後4時までの通告となりますので、お知らせをいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後1時28分...